ポケモンカードを集めている人の多くはそのイラストに魅せられてコレクションを続けている人も多いと思います。
かくいう僕もそんなコレクターの1人なのですが、そんなコレクションライフを送っているとだんだんとそのイラストを描いている方がどんな方なのか気になってしまうものです
そんな一部のコアなマニアに向けたイベントが過去に開催されていたことをご存じでしょうか？

2022年4月現在、世界はコロナの影響でポケモンカード関連のイベントも随分と縮小されてしまいましたがそれ以前は大型イベントが開催されるとメインとなるバトル会場の端っこでひっそりとイラストレータさんのサイン会が開催されていました

マニアな僕はそんなサイン会情報が出るたびに西に東にとサインをもらいに走り回っていました
今じゃとてもマネできませんが。。。

今回はそんなイベントで出会ったイラストレータさんとその時にサインしていただいたサインカードをご紹介させていただきます

初代かいりきリザードンサインカード

それがこの1枚！！

ポケモンカードをやっている方でこのカードを知らない人はいないであろう今や伝説のカードとなっている初代リザードン

このカードは1996年に発売された第1弾拡張パックに収録されていたのですが、初版のみ右下のレアリティマークが印刷されていないんですよね
しかもリザードンの分類がかえんポケモンじゃなくかいりきポケモンになっており、これがよくネットでかいりきリザードンと呼ばれている理由になります

状態も良好だし今じゃなかなか入手が難しい1枚なのではないでしょうか

このインパクトあるイラストを描かれたのがこれまた今では知らない人はいないであろうイラストレータの有田満弘さんです

ポケモンカードアートをけん引し続ける有田満弘さんとは

有田満弘さん(以下有田先生)はポケモンカード誕生から現在進行形でイラストレータとしてポケモンカードに関わっており、ポケモンカードのイラストにもっとも貢献している方と言っても間違いないでしょう
簡単に有田先生がポケモンカードにかかかわる事になった経緯をご紹介します

有田先生がポケモンカードのイラストを描くきっかけは、当時とあるイラストレータさんからの紹介だったそうです
そのタイミングではポケモンを題材としたカードゲームという事は知らされておらず、2Dと3D両方のイラストを描けるという事からお声がかかったようです
その頃からすでに相当なスキルをお持ちだったんですね

その後、ポケモンを題材にしたカードゲームを作ることを知らされ、名古屋の方から上京し、本格的にイラストを作成する事を決めたそうです
しかし当時は今ほど資料となるポケモンのイラストが少ない時代です
有田先生はその頃の事を、プロデューサーの石原恒和さんからイラストつくりの参考にとゲームボーイのドット絵を見せられて衝撃を受けたと語っています
資料も少ない中で苦悩した有田先生でしたが、周りからは
「デッサン力あるから描けるでしょ」
と言われていたそうです
いやいや周りの人たち鬼畜すぎｗ
いやこれも有田先生の実力を信じての発言だった。。。はず。。。

そんなこんなで有田先生はポケモンカード開発に向けてポケモンのイラストを次々と生み出していきます
いまでこそ有名な第1弾のリザードンやピカチュウはこの頃に生まれました
今でもイベント会場へ行くとこの2枚のカードを持ったファンが詰め寄せてくるのだとか

イラストを描くにあたってのこだわりも強く、子供だましな単なるキャラクターの絵ではなく、子供にとって、絵に対する興味の入り口になれるようにと考えて描くようにしているのだとか
さすが素晴らしいです
いつまでもポケモンカードイラストレータとして第一線で活躍し続けてください
微力ながら応援しています！！